ブリトニー・スピアーズとgleeの「Toxic」
こんにちは。sachihoです。
今朝の1曲目は「glee」の音楽でスタートしました。
実は私、gleeが大大大好きなんです!
曲を聴けば、どのシーズンのどのシーンで登場した曲か大体わかるほど見ています。
gleeが好きな理由はたくさんあるのですが、ざっくり言うと
- 話の流れにぴったりな音楽が登場し歌詞を含めた曲の良さがわかる
- パフォーマンスがとにかくすごい
- アレンジが良い
といったところにあります。
パフォーマンスなんて、もうほんとにすごくて、ダンスを見ていると圧倒されてしまいます!
今日は、そんなgleeのアレンジについて掘り下げてみたいと思います。
まずは簡単にあらすじを。
<あらすじ>
アメリカ オハイオ州にある地味でさえない高校のgleeクラブが舞台で、それぞれ強烈な個性をもつ部員が、いろいろな悩みやぶつかり合いをしながらも、絆を深め大人への成長を描く物語。
毎回ストーリーに合わせて部員がパフォーマンスをするシーンがあり、そのナンバーは最新の流行曲から古き良き名曲、ダンスミュージックからミュージカルのクラシックナンバーまで多岐に渡ります。
最近聴いていた中で、「このアレンジ良いな~」と思った曲があったので、紹介します!
まずは原曲をどうぞ!
ブリトニー・スピアーズの「Toxic」です。
ちょっとエキゾチックな雰囲気を感じる曲ですね。
この曲をgleeではタンゴ風にアレンジしています。それがこちらです!
こんなに違うの!?というくらい曲の雰囲気がガラリと変わっていますよね。
原曲とアレンジの違いについて詳しく見ていきましょう。
ブリトニー・スピアーズの「Toxic」とgleeの「Toxic」
●テンポ
原曲はだいたい♩=142(1分間に142回、拍を刻めるテンポ。♩=60は1秒に1回拍を刻めるテンポ)なのに対し、gleeのアレンジでは♩=120と少し遅めのテンポ設定となっています。
●アクセントの位置
どちらも4分の4拍子の曲となっていますが、原曲とアレンジではアクセントの位置が異なっています。
まず、原曲は2・4拍目の裏拍にアクセントがおかれているのに対して、アレンジ版では1拍目の表拍にアクセントがおかれています。
裏で流れているリズムをよーく聞いていただくとわかるのですが、原曲は「ンッチャ ンッチャ」とチャ=2・4拍目の部分が強いのに対して、アレンジ版は「チャッチャッチャ」と1拍目にアクセントがきています。
そのため、裏拍にアクセントがおかれている原曲は軽やかなのに対し、アレンジ版では曲に重さが出ています。
●タンゴ風のアレンジ
アレンジ版の一番の特徴は何といっても「タンゴ風」のアレンジです。タンゴ音楽で使われる「バンドネオン」という楽器を効果的に使っています。
バンドネオンはこんな音がする楽器です。哀愁漂う音色が素敵ですね。
そして!このアレンジの中ではタンゴの名曲「リベルタンゴ」のモチーフを使ってアレンジされているんです。
CMなどでもリベルタンゴは使われることが多いので、耳にしたことがある方も多いかもしれませんね。
この動画で冒頭に奏でているバンドネオンのモチーフがリベルタンゴのモチーフとなるのですが、アレンジ版では1分20秒あたりと1分55秒あたりで弦楽器がこのモチーフを奏でています。
ブリトニー・スピアーズの曲にタンゴをかけ合わせてしまう意外性が面白いアレンジですね!
ぜひ、この面白さを頭に入れてアレンジ版をじっくり聴いてみてください。
それではまた!